原題:Jason Bourne
2016年製作/アメリカ映画/上映時間:123分/G/2016年10月7日日本公開
監督:ポール・グリーングラス
出演:マット・デイモン
アリシア・ヴィキャンデル ほか
記憶を失った暗殺者ジェイソン・ボーンの孤独な戦いを描くスパイアクションシリーズの第5作です。
シリーズ1~3作を描けたポール・グリーングラス監督とマット・デイモンが再タッグ。
デイモンは製作も兼任しております。
あらすじ
ひっそりと暮らしていたジェイソン・ボーン(マット・デイモン)の前に、CIAの同僚だったニッキー(ジュリア・スタイルズ)が姿を現す。彼女はCIAが世界中を監視・操作するための極秘プログラムを立ち上げたことと、ボーンの過去にまつわるある真実を告げる。これをきっかけに、再び動き始めたボーンの追跡を任されたCIAエージェントのリー(アリシア・ヴィキャンデル)は、彼を組織に取り込もうとするが……。
(シネマトゥデイより)
シリーズ3作目『ボーン・アルティメイタム』以来9年ぶりにマット・デイモンがシリーズ復帰を果たし、ジェイソン・ボーンの新たな戦いを描いたアクション映画です。
オスカー女優アリシア・ヴィキャンデル、『ブラック・スワン』などのヴァンサン・カッセル、ベテランのトミー・リー・ジョーンズらが共演。
ネット映像配信はAmazonプライムビデオ、Netflix、DAZNに入会しております。
映画はAmazonプライムビデオ、Netflixメインです。
どちらも12月に入り、新作・話題作の配信が開始され、当然そちらを「観たい」という気持ちが強かったのですが、逆に配信や見放題が終了してしまう作品を優先して観た方がいいのではと思い、今回、Netflixで本日12月15日にて配信終了してしまう本作を選びました。
・・・ただ、このシリーズ、それほどハマった記憶が無く、1、2作は間違いなく鑑賞しましたが、それ以降は観ていないと思います。
分からない部分が多いかもしれない不安もありましたが、アリシア・ヴィキャンデル大好きなので、そちらをメインという気持ちを優先で・・・。
そのアリシア・ヴィキャンデル(本名・Alicia Amanda Vikander)。
1988年10月3日スウェーデン生まれ。
お名前なのですが、たまに”ヴィカンダー”と表記されることがあります。(この記事作成に参考にさせていただいているシネマトゥデイはヴィキャンデル。映画.comはヴィカンダーと表記されておりました)
母国語の発音ですと、”ヴィカンダル”が近いそうです。
発音の難しさでお名前の表記が様々なのは、こちらも大好きな女優さんのアマンダ・セイフライド(ご本人は”サイフライド”と呼んでほしいと言っておりましたが)と同じですね。
2015年の『リリーのすべて』で第88回アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞。
2016年の『光をくれた人』で共演したマイケル・ファスベンダーと2017年に結婚。
2人のお子さんがいらっしゃいます。
(Wikipediaを参考にさせていただきました)
約10年前の作品ですが、より怖さが増しているように思える政府による情報管理や操作など、よく描かれていたと思いました。
自国を守るという名目で個人は切り捨てる可能性の恐怖。
これは絵空事では無いと思いました。
・・・ただ、CIAのおマヌケぶりやヴァンサン・カッセル演じる暗殺者も存在感も怖さも薄味で、そこは物足りなさを感じました。
アクションもありきたりな描写が多かった印象です。
このシリーズのファンの方の意見ですと、マット・デイモン不在で作られた『ボーン・レガシー』があまり評価が高くなく、呼び戻され、仕方なく(?)登板した監督&マット・デイモンでしたが、どうもシリーズは3部作だったようで、「余計なものを2つも作るな」と更にファンの怒りの導火線に火をつける結果に・・・。
2007年の3作目『ボーン・アルティメイタム』の映画.comのレビュー平均点が★4.2に対し、本作は★3.4とこの数字が表しているように、3部作で終わったものに続きを作ってはいけないと思いました。
製作のフランク・マーシャルは『インディ・ジョーンズ』のプロデューサーとしても知られております。
あの失敗から何も学んでいないとは・・・。
個人的にはアリシア譲がステキだったので、まあ「まずまず」という感想でした。
日本版予告編